当社は、遠野市の遠野東中学に太陽光発電と非常用の蓄電池を組み合わせた災害対策設備を納入しました。これは、野田村に続く第2号機となります。今回蓄電システムの特徴は、鉛蓄電池を使用した点にあります。一般的には軽量、コンパクトで繰り返し使える「リチュームイオン蓄電池」を思い浮かべますが、リチューム電池は制御が難しく、かつ低温だと能力が大きく落ちますので、今回のシステムには「ディープサイクル鉛蓄電池」を使用してあります。ディープサイクル鉛蓄電池は重たいですが、繰り返し使用がリチューム並であり、かつ低温にも強く、価格もリチュームの数分の1ですので、今回の設備には最適と判断しています。

このシステムは筑波大学の石田正義教授が基本回路設計を行い、筑波大学ベンチャーの新エネルギー総合研究所が制作しています。

遠野東中太陽光 OLYMPUS DIGITAL CAMERA
             遠野東中 太陽光パネル       遠野東中 蓄電池